AIが仕事を奪うといわれる今、人間はどう戦うのか?

先日あったNHKのクローズアップ現代(以下、現クロと略)特集が
“AIに負けない”人材を育成せよ ~企業・教育 最前線~
でした。
面白い企業の試みや教育について特集していたので、今回のテーマで書いてみます。

10年後になくなる職業にどう対応するか?

これから先、AIが急速に発達し、AIの特集になると永遠のテーマとして出てくる
「私たち人間はAIに仕事を奪われてしまうのか?」問題。

上記の通り、なくなる職業として出てくる一例です。(現クロでの内容とはまた異なります。)
この他にも今まで資格取得が難しかった弁護士や税理士などの士業、いずれはプログラマーなども10年以内になくなる職業として入ってました。
現クロでは2030年には労働人口のおよそ半数が、AIやロボットなどに代替できるという推計もあると言っていました。
すでにAIやロボット技術で商品を管理する会社も・・・さらに専門医による脳の診断まで…。
また既に「査定をする」というビッグデータを使っての作業は、どんどんAI化が進んでいて既に人間との競争段階に入ってるそうです。(不動産の査定価格など)
AIが代わって仕事をしてくれる時代はもうすぐそこまで来てるんですね・・・・

AIが活用できるところはさっさとAIに任せ、AIにない能力として人事評価をしている会社もある

今回、個人的に納得した内容がこれでした。
大手メガネチェーンの「OWNDAYS」は、新しい人事評価&採用基準として、SNSのフォロワーが多い人を優先で採用する「インフルエンサー採用」を適用しています。

こちらでは、今まで専門的な技術が必要だった資料査定やメガネを作る作業など、AIやビッグデータで置き換えられる作業はさっさと置き換えて
AIにない人間としての強みとして「インフルエンサー採用」をしています。
基準的には、TwitterやInstagramでフォロワーが1万人以上いる人は、書類選考や一次面接などは免除し、最終面接からスタート。
さらに基本給に加え、毎月50000円のインフルエンサー手当も支給されるとのこと。

社長の田中さん
「人間しかできないことによって、得られる付加価値は増えていく。それが生み出せる人は、給料がたくさんもらえるようになる。そこを楽しんで一生懸命やったほうがAIに負けないですよ。」

なんだか妙に納得していまう部分でした。
そして、実際に田中社長がブログで宣言してた記事はこちら

AIに負けない人間力はどう養うべきなのか?

現クロでは、AIの苦手な分野として「言語の理解」と「総合的な判断」と伝えています。
「言語の理解」:お客さんと対話をして、意味内容を理解しながら会話を続けていくこと。
「総合的な判断」:社会の一般常識を知った上で、こうしたほうがいいんじゃないかというのを提案する能力。
ここが不得意分野と伝えています。
一方、人間だけが発揮できる力として
■クリエイティビティー(創造力)=新しいアイディアを生み出していくこと
■ホスピタリティ(接客力)
■マネジメント(管理力)
※ここでいう管理力は、管理力の業務は人工知能が得意だけど、「心のマネジメント」は人間しかできないということ。元気がないメンバーを元気にさせてやる気を出させるなどの協調力が必要なものは人間だけが発揮できる力と言っていました。

そういった力は子どもの頃からの教育でどうしていくべきか?というのが次の議論になっていましたが、こちらは次回に書きたいと思います。

AIが仕事を奪うのではなく、人間がアイディアを生み出す時間が増える

私、個人として思うことは、AIがどんどん発達していくことは非常にいいことだと思っています。
以前、何かの番組が本で読んだAIが進化することでという部分に書いてたのが上記の見出しのことでした。
今から少子高齢化が進み、あきらかに人手不足が問題になっていく日本では、AIやロボットを活用していくしかありません。
仕事を奪われると考えず、その作業をロボットやAIがしてくれるおかげで、私たち人間は新しい何かを生み出す時間を作ってくれるありがたい存在だと思います。
そして、ロボットやAIの方が的確に早く、間違いなく単純作業や事務処理などはしてくれるのです。
今まで人間が午前中かかっていた事務作業をロボットが5分でしてくれたら、次のサービスを考える時間や営業に行く時間が増えると思えば
こんな効率的なことはないんじゃないかと思います。

 

【番外編】OWNDAYSさんは購入者にもフォロワー割をしていた

フォロワー枠は採用にだけではありません。
購入するお客様にもフォロワー割をしていました。
お店に入ってから会計の間にInstagramに投稿し、お会計時にフォロワー数提示で1フォロワー当たり1円&「いいね」の数×1円で最大15000円割引だそうです。

こちらは令和元年5月31日までキャンペーン中!ぜひメガネを購入するときに試してみませんか?

 

 

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