プレゼンテーションの授業 Part1

久々の更新になりました💦
秋は「学びの秋」なのか、このシーズンは研修や講習会など企業様からの依頼が増えております。
また、活動報告などで更新したいと思います。

さて、今日は学校での授業の一コマ。
私が、ICT顧問&PBL授業として入らせてもらっている鹿児島第一中学校ですが、今1年生はプレゼンテーションの授業をやっています。
最近は、小学校から「発表をする」場が増えてきたり、社会に出ても社内や社外に向けてプレゼンの場って増えてますよね!
私自身も講座やセミナーを年間100近く行うので、そういった場を緊張せず楽しんでもらおうと思って授業の中でも取り組んでいます。

授業では3学期あたりに一人ひとり、テーマを設けて発表する場を作るんですが、
現在は、その発表するにあたり「伝わる話し方」などを授業で行っています。
毎回いろんな課題で言葉を考えて全員発表をするという授業をやるんですが、今日は生徒さんとかなり盛り上がったのでちょっとだけ授業の内容をご紹介。
おうちで子どもたちと楽しんだり、大人でも楽しめると思うのでぜひ、やってみてください。

イラストについて説明をしてみよう

授業ではいろんなイラストを出して、それについて説明をするということをやっています。例えば、

こんなイラストを出して、生徒さんたちに文章を考えてもらい、それを全員発表するなどです。
中学生なので、ふざけた文章を作ったり、大喜利みたいな文章になったりもするのですがそれもアリ!
ただ「聞いた人が不愉快な気持ちになるような表現や言葉は使わないで」ということだけルールにしています。

発表も段階をふんで、
1回目のイラスト:マイクでただ座って発表をする
2回目のイラスト:立って発表をする。カンペばかりみて下を向いて話さない。大きな声でハキハキと話す。
など、どんどん出てくるイラストに対して、発表の仕方にも課題を与えて発表してもらうという感じです。
今日は、こんな課題を与えました。

考える文章は、小学1年生でもわかる内容にすること。
まずは、難しい言葉を使わずに小学1年生でもわかる文章で、このイラストについて説明をするという課題を与えました。

その後、発表する課題として
聞いてる人は小学1年生。話す相手によって話し方も変わるよね?小さく低い声で話すとちょっと怖いイメージになっちゃうよね?
例えば、NHKの歌のお姉さんとかどんな話し方してる?仮面ライダーショーやプリキュアショーの最初の司会の人ってどんなテンションで話してる?
この説明は、自分だったらどうやって小学1年生に話を聞いてもらって、楽しい!と思ってもらえるか?を考えて発表してみよう!

ということを課題にして発表をしてもらいました。
最初は「えーーーーやだ!!!恥ずかしい!!」と言ってた生徒さんたちも
「恥は捨てなさい!テンションあげてなりきってやるのよ!」という私の言葉に男の子も女の子もみんななりきってやってくれましたよ♪

「みなさーーーん!こんにちは!元気かな? 〇〇お姉さんも元気元気!今日はね、みんなに聞いてほしいことがあるよ!このイラストはね・・・」

という風に本当にみんななりきって発表をしてくれて、聞いてる生徒さんたちも小学1年生になりきって受け答えしてくれました。
※途中で担任の先生が様子を見に来たときはちょっとびっくりしてましたけど(笑)

最後までみんなが終わると拍手!
「なりきるって思い切りやるのは楽しかったでしょ?」と聞くと、楽しかったっていう声と恥ずかしかったっていう声同時に聞きましたが、まぁ成功だったと思います。

プレゼンは相手にちゃんと「伝えるのではなく、伝わるか?」が重要。
どんな相手に話すのか、話す内容は対象の相手にちゃんと伝わる内容なのか?
自分が楽しんで話すことで、聞いてる人たちも楽しんでくれるし、ちゃんと聞いてくれます。
そして、プレゼンテーションは「相手にプレゼントを贈る」こと。
自分の話を聞いて相手が「私も好きになった」「私もやってみよう」「私も興味をもった」と思ってくれることが重要だと思っています。

そんなことが少しでも伝わる授業だったかな?と思っているところです。
次回もまたどんどん授業が進むので、いろいろ授業の様子も書いていきますね!


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