令和7年度鹿児島県産業教育審議会に参加しました

今年度も鹿児島県産業教育審議会の審議委員に選ばれ、審議会に参加しました。

鹿児島県産業教育審議会とは?

初めて聞く方もいると思うので、簡単に説明しますね。
この審議会は、工業高校や商業高校、農業高校、水産高校など、専門的な技術や知識を学ぶ高校の教育について話し合う会議です。

教育関係者だけでなく、企業の方や地域の産業に詳しい方など、いろいろな立場の人が集まって、「今の時代に合った産業教育とは何か」を議論しています。

今回の審議会について

今年度は「持続可能な社会の実現に向けた産業教育の在り方について」がテーマでした。

専門高校の取り組みや課題について、様々な角度から意見交換が行われ、とても有意義な時間となりました。
鹿児島の未来を担う若者たちのために、より良い教育環境を整えていくことの大切さを改めて実感しました。社会の実現に向けた産業教育の在り方」といった、環境やSDGsも意識したテーマで話し合われました。

なぜこの審議会が必要なの?

時代は常に変化しています。10年前には存在しなかった仕事が今はたくさんありますし、新しい技術もどんどん生まれています。
そんな中で、学校の教育内容が「昔のまま」では、生徒たちが社会に出たときに困ってしまいますよね。
だからこそ、教育の専門家だけでなく、実際に企業で働いている人、地域の産業に詳しい人など、いろいろな視点を持った人たちが集まって、「今の時代に合った教育とは何か」を考える必要があるのです。
私自身も高校は専門高校(工業)だったのですが(もう今から20年前w)、実際に今の工業高校の様子を見学させてもらうとはるかに違います💦

こんなことまで勉強するんだ!!!とか、こんなに進化してるんだ!と驚くことがいっぱいです。

今年度は鹿児島商業高等学校での開催でした

今年度の会場は「鹿児島商業高等学校」へ。共学になり、学科も新たな学科がスタートし、どんな授業をしているのかも見学させてもらいました。

「情報イノベーション科」ではAIを使ったプログラミングやPythonの勉強などを本格的にしていたり、環境もハイスペックパソコンなども常備ですごく整った環境で授業を行っていることに感動しました!

「アスリートスポーツ科」では、スポーツだけでなく、自分のスポーツの分野について課題について発表をするなどのことをやっていたりとすごくおもしろかったです。

また審議会では、企業・行政・教育など産官学が集まっていろんな視点で意見を述べます。
私自身も他の分野の話を聞いたりするとすごく勉強になります。

鹿児島の未来のために

鹿児島県産業教育審議会は、産業教育振興法という法律に基づいて設置されています。つまり、国も「専門的な教育を充実させることは大事だ」と認めているということです。

この審議会での議論が、鹿児島で学ぶ高校生たちの未来を、ひいては鹿児島県全体の産業の未来を明るくする第一歩になっているんですね。

感想

審議会に参加するたびに、鹿児島の教育現場の熱意と、高校生たちの可能性の大きさを感じます。
特に今回の鹿児島商業高校での視察では、最新の技術を学ぶ環境が整っていることや、生徒たちが主体的に学んでいる姿に刺激を受けました。

私が高校生だった頃とは本当に大きく変わっていて、「今の高校生たちが羨ましい!」と思う反面、「この子たちが社会に出たときにしっかり活躍できるように、私たち大人も頑張らないと」と身が引き締まる思いです。

産官学それぞれの立場から意見を出し合い、鹿児島の未来について真剣に議論できるこの審議会は、本当に貴重な場だと思います。

これからも微力ながら、鹿児島の産業教育の発展、そして若者たちの未来のために貢献していきたいと思います!

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